パスの基本的な使い方

まず、パスとはなんぞやという事なんですが、
PhotoShopでいうペンツールの事です。
ベジェ曲線を使って、きれいな曲線を描ける便利なツールです。

SAIとかだとこの機能はあまり使うことないんですが、
PhotoShopだと、本気で多用します。

僕の場合、髪の毛を塗ったりする時とかはほとんどパスを使っています。
また、意外と思われるかも知れませんが、下地を入れる時にもパスを使います。
慣れるとホント早いですし、きれいなので覚えて損はないと思いますｗｗ

ただ、パスの使い方がわからないって方が多いと思います。
ボクも昔はそうでしたｗ
ただ、このやり方を覚えるだけで、大抵の事には応用できます。
それをご紹介します。


まず、ペンツールで点を打ちます。
その後、適当なところにもう1個点を打ちます。
そうすると、点と点の間に直線が出てきます。
この線がベジェ曲線になるわけですが、
今はただの直線です。

が、ここから曲線にしたいと思います。


先ほどの直線の上にペンツールを持っていくと、
ペンツールの横に「+」が表示されると思います。
これは、アンカーポイントを追加できるという表示なのですが、
適当なところで線上にポイントを打ってみます。


この点を「Ctrl」を押しながらグッとドラッグしてください。
そうすることで、キレイな曲線が出来ると思います。
同様に、この曲線上にまた点を打って同じ操作をすると、
また違った曲線が出来ると思います。

最初からアンカーを伸ばして曲線を引くことも出来ますが、
こっちに関しては、パスの感覚に慣れるまでかなり難しいと思います。
まぁ、慣れればどちらでもいいと思いますが…
多分、こっちの方が楽ですよｗ


この状態でパスのウィンドウで中抜きの丸のボタンをクリックすると、
この曲線の上に線を引いてくれます。
ただ、注意点として、ボタンを押す前にブラシツールに切り替えてください。
そうしないと、ブラシで線を引いてくれません。
（逆に言うと、他のツールでも同様のことが出来るので、色々試してみてください）
ちなみに、各ボタンですが…
左からパスで囲った範囲を塗りつぶす、パスで線を引く、
パスで囲った部分を選択範囲にする、選択範囲をパスに変換、新規パス作成、パス削除
って感じになってます。
まぁ、慣れればホント使い易いツールだと思いますよ。

で、パスで線を引いてみたらこんな感じになります。
フリーハンドで引くよりかなりキレイに曲線が引けると思います。
ただし、メリットばかりではなくデメリットもあります。
パスで線を引いた場合、どうしても機械的な線になってしまいます。
ですので、ペンタッチとかを重視する方にはあまり向いていませんｗｗ

ボクも昔はこのやり方でずっとやっていたんですが、
最近はSAIでペン入れしています。
まぁ、こっちは慣れの面がホント大きいので、最初はこれでやるのが一番だと…ｗ

というわけで、基本的な使い方はこれで大丈夫だと思います。
髪の毛とか塗るときはホント効果を発揮しますよ。

わからない事とかあれば、お気軽にコメントしてやってくださいね。