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というわけで、色を塗っていく前に下地を入れていきたいと思います。

まず、線修正が終わった画像をこんな感じにします。

base_01.jpg
まぁ、好みにもよりますが、下地を入れる前に背景色を変更しておきます。
そうすることで、色の境がはっきりとわかると思いますので…

背景色を変えないでも自身がある方はそのままでも大丈夫だと思いますよw

さて、それでは、下地を入れていきますが、
やり方は何種類かあると思います。

代表的なのは線画で選択範囲を取って塗りつぶしだと思いますが、
個人的にはあまりお勧めしませんw
まぁ、時間をかければ問題ないんでしょうけど、
大概抜けが出ますので…w
あと、ブラシでちまちま塗っていく方法もありますが、
こっちの場合は大概塗り残しが出てしまいますので…ww

というわけで、ボクは下地を入れる時はパスを使用しています。
ポイントを打つのがめんどくさいと思われるかもしれませんが、
慣れれば絶対この方法が一番早いと思います。
現に、一番時間がかからない工程でもありますのでww

では、パスで下地を入れるとして、通常のパスは使用していません。
この場合、シェイプパスを使用します。

通常のパスと何が違うのかというと…
まぁ、説明がめんどくさいんですが…ww
パスで囲った部分がそのまま何もしないでも塗りつぶされるツールとでも思ってくださいww

では、ちょっと作業の前に一応ツールの説明を…

base_02.jpgbase_03.jpg
まぁ、これらのイラストを見てもらえると、大体はわかってもらえると思いますが…w
わからない方はコメントで質問してくださいww

感覚的に、ブラシで枠を書きながらついでに中も塗りつぶしてしまう
下地に関しては一石二鳥の機能を備えていたりしますw

パスの重なりに関して、少しわかりにくいかもしれませんが、
この辺りはご自分で試してみて覚えてもらうのが一番かと…

理系の方なら、数学の集合といえば、大体の想像はつくはずかと…ww
(AかつBとかAまたはBとかww)

さて、それでは下地を入れていきましょうw

base_04.jpg
とりあえず、わかり易い色で塗ったので、えらい色になっていますがww

まず、注意点として、「上に色が来る箇所(この場合は髪の毛)は
必ずはみ出して塗る」ようにしてください。

何故かというと…
すこし絵も交えて説明します。

base_05.jpg
このイラストは、線画にあわせて、全くはみ出さない様に塗った状態です。

一件、何の問題も無いように思えますが…
下の絵を見てください。

base_06.jpg
この状態で線画を外すと、色の際に隙間、いわゆる「抜け」が出来てしまっています。

線画に隠れる場所だから問題ないんじゃないの?って思われるかもしれませんが、
塗り終わった後で線画に色をつけますので、
そのとき、この「抜け」がある箇所だけ色が変わってしまいます。
(基本、ブラシの線とかにはアンチエイリアス(線を滑らかに見せるために、
半透明の色が線の縁に描画される機能です)がかかるため、
その部分の色が他と違う色になってしまう弊害が出てきます。)

ゲーム会社等で下地の抜けはホント許されません。
実際、完成時のクオリティに影響してきますので、
この辺りは注意して作業してもらえればと思います。

前に線画で大体が決まるといっていましたが、
下地でも同様です。
何事も土台がしっかりしてないと、完成しても崩れた状態になってしまいますので…ww

base_07.jpg
で、これがちゃんとはみ出して塗った場合のイラストです。
さっきみたいな抜けは発生していません。
一応、これが理想系みたいなものだと思ってくださいww

base_08.jpg
で、上記の事を繰り返し、下地が入れ終わった状態です。
色は変更前の為、かなり妖怪人間っぽくなってますが…w
まぁ、とりあえず、ここから色を決めていきたいと思います。

今回は、まぁ、肌の色は一般的な色で、
髪の毛もリアルによくある色で設定したいと思います。

シェイプパスのいいところは、色の変更をするとき、
レイヤー自体がカラーピッカーになっているので、
色の調整がやりやすかったりします。

とりあえず、こんな色で進めていきます。

base_09.jpg
まぁ、画像を拡大して、数値を突っ込んでもらえれば大体の色はわかってもらえると思います。
基本、下地なので、あまり派手な色は控えるようにしましょう。
(まぁ、髪の毛に関しては派手目の方が見栄えはするんですが…ww)

で、色を変更したのが下の絵です。

base_11.jpg

一気に見栄えがするようになったと思います。
まぁ、色味に関しては個人個人で差があると思いますが…
ボクもあんまり得意な方ではないので、
何回も試行錯誤して、自分好みの色を探すことが重要だと思います。

さて、それでは、次回から塗りに入っていくわけですが、
影の形がわからないとか、どうやって塗っていったらいいかわからないと
とお悩みの方もいらっしゃると思います。

そういう時は、まず塗る前に練習する事をお勧めします。
せっかく自分の絵でキレイに描けたんだから、やっぱりキレイに塗りたいと思うのが
当然だと思いますww

そこで、影の練習として、お勧めしたいのが
自分で影指定を作ってみる事です。

ボクの塗り方は基本ギャルゲー塗りですが、
ギャルゲー塗りの基本はアニメ塗りです。
というわけで、アニメでよくあるような影指定を自分でつけてみましょうww

base_10.jpg
まぁ、簡単に影指定を作ってみましたが…
実際、この通りに塗らないといけないってわけではなく、
あくまで塗りの指標みたいなものだと思ってください。
また、簡単でも全体のイメージがこれでつかめると思います。

まぁ、慣れてきたらこんな事しないでも、大体の陰影は見えてくると思います。
ただ、慣れない内は、多少面倒でもこういった事をすると
上達が早いと思いますよ。

というわけで、ちょっとだけ塗りの話も入りましたが、
下地編はこれで終了です。
わからない事や疑問点、ある意味苦情などwwも受け付けますので、
お気軽にコメントしてやってください。

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